「語学留学なんだから、現地で勉強するのに、事前に勉強なんて、、、」その通りですよね。でも、よおく考えてみて下さい。あなたはその現地の言葉で、自分の言いたいことがどれくらい言えますか?到着後、まずは滞在先へ行きます。「初めまして、私の名前は○○です。どうぞ宜しく。」と、ここまでは良いでしょう。「そうだ、到着したって家に電話しなきゃ」と思ったとします。「あの、国際電話を掛けたいのですが、どうしたら良いですか?」という聞き方はどうにか覚えていたので質問はできます。でも、「国際電話は高いのでコーリングカードを使ってね。あなたコーリングカード持ってる?もしも無ければ○○へ行けば買えるわ。」と言われてパニックになってしまうケース。「そうだ、電話が無くてもノートPC持ってきたんだ。メールにしようっと」そうですね、良い考えだと思います。でも、どうやって通信可能な状態にすれば良いのでしょう。取り敢えず、自分が現地で生活する中で遭遇しそうな場面を思い浮かべて、どうにかそこを乗り切る方法を考えてみましょう。
時には、「夕食の時間には帰れませんが、後で食べるので取って置いてください。」という場面だってありますよね。「トイレが詰まって流れなくなっちゃいました。」これもあるかもしれません。日本で起こることは海外でだって起こりうるのです。
それと、言葉の力を伸ばしておくと可能性も広がります。例えば、普通の会話のコースを取っていたんだけれど、ビジネス英語もやってみたい。eコマースのコースもあるんだって。子供や大人に英語を教えるためのディプロマコース(修了証が取得可能)もあるし、翻訳のコースにも興味が出てきた等、その他にもたくさんのコースがありますが、専門のコースを取るためには、それなりの語学力が要求されます。中には、TOEFLやTOEICのスコア+面接で会話力をチェックというところもありますし、そういったスコアを持っていない場合、現地で学校が行う試験に合格しなければならないというような条件が出されたり、もしも不足していれば、最初に語学学校で必要な語学力を身につけた後、履修が許可されるという場合が殆どですので、場合によっては受講を諦めなければならなかったり、滞在期間を延長するといった状況にもなり得ます。それは、殆どの専門的なコースが、語学そのものを身につける場所なのではなく、専門知識を学ぶ場だからなのです。それならば、出発前の段階で頑張っておいて、少しでも上を目指せる可能性を持って現地に臨むという方が、楽しいかもしれません。