今では、インターネットが普及したせいで、国際電話が使えなくても然程困りはしませんが、でも、電話口とはいえ、生の声を聞きながら話をするというのは、留学中のストレスを軽減するのに、とても役立つと思います。(勿論、インターネットに詳しい方は、音声チャットという手もありますが)そこで、まずは、渡航する前に、国内でも購入できるコーリングカードを用意して持参すると良いと思います。実際には、国内で購入するよりも、現地で購入する方が断然お徳ですので、そんなに高額なものは必要ないと思いますが、慣れない土地で不安に駆られながらスーパーやドラッグストアでウロウロするよりも、最初から持っていれば、取り敢えずは電話を掛けることができます。使い方は、日本のテレホンカードの様に、電話機にカードを入れるのではなく、コーリングカードの案内に従って、指定の電話番号に電話するという感じです。最初、少しドキドキするかもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫です。コーリングカードにはたくさんの種類があって、同じ金額でも、日本に掛けることができる時間にかなりの差がありますので、お店に置いてある比較表のようなものを見せてもらうと良いかもしれません。
それと、あとはインターネットですが、現在、国内のプロバイダーで、アメリカにアクセスポイントを持っているところは少なくありませんが、カナダで追加料金無しでアクセスできる提携先を持っているのは、ぷららのみとなっています。しかし、そのぷららでさえも、セキュリティのため、1ヶ月毎に海外アクセス専用のIDを更新する手続きが必要で、しかもその手続きを行う画面は、海外からの直接のアクセスを禁止されているため、国際電話で日本のアクセスポイントを経由してアクセスするか、日本に残っている家族や知人に、毎月の更新を依頼するかしか方法が無いのが現状です。それを回避するためには、現地のプロバイダーと契約をするか、ローミング料金を取られるのを覚悟で、海外のアクセスポイントを使うかですが、でも、月に1回の手続きの手間を惜しんで毎月数十ドルを支払うよりも、その分を他の楽しみに回す方が良いのではないかなぁという気もします。
勿論、自分のコンピューターが無くても、学校や図書館、ホームステイ先、ネットカフェ、留学エージェントのオフィス等を利用する手もありますので、何が何でも無理をして持参する必要は無いと思いますが、専門のコースを取る予定がある人は、PCが必要なことが多いですので、渡航前に確認しておく必要があると思います。