予算や期間、学びたい内容等が決まったら、行きたい国の出先機関のサイトを訪ねてみましょう。そこには色々なビザの種類についての説明や、必要なビザの取得に関する情報(必要な申請書類、申請書に添付しなければならないもの等)についての説明が掲載されていたり、申請書そのものをダウンロードできるようになっています。初めての場合は、申請書にはどのようなことを書くのだろうと不安になる場合もあると思いますが、これを事前に手に入れておけば、少しは安心ですよね。中には、何故その国を留学先として選んだのか、その国で学ぶことがあなたの将来にどう役立つのかということを書くようになっている場合もあります。この時点から目的意識が問われることになりますね。もちろん、代理人申請を依頼することもできますが、カナダへの申請で、有料で行ってもらう場合、その代理人には下記のような資格が必要となりました。誰でも有料で行って良いというわけではありませんので、依頼する場合にはきちんと確認をしましょう。
・カナダ移民コンサルタント協会の会員資格を持った移民コンサルタント
・カナダ事務弁護士会の会員資格を持った弁護士またはその監督下にある司法修習生
・ケベック州公証人協会の会員資格を持った公証人またはその監督下にある司法修習生
(申請者は申請時に代理人の氏名と会員資格に関する情報を開示するように求められます)
また、無料の場合にはこの限りではありませんが、でも、せっかく留学をするという一大決心をしたのであれば、一度は自分で申請の手順を踏んでおくというのも良い経験だと思います。無料で留学コンサルタントやカウンセラーに、書き方を教えてもらったりすることもできると思いますので、トライしてみましょう。
それと、この7月より、カナダの場合はE-mailで就学許可証(学生ビザへの引換証)の受け取りが取りができるようになりました。申請の際に、それ用のフォームに必要事項を記入して送ればOKですので、受け取りが楽になりますね。但し、申請書と共にパスポートを提出した場合や、就学許可と就労許可の申請を同時に行った場合には不可のようです。
また、上の文章を読んで「あれ?」と思われたかと思いますが、ビザを申請した後、大使館から送られてくる書類は、ビザそのものではなく、渡航後、空港に降り立った時点で空港内にある移民局に行ってビザと交換してもらうための引換証のようなものですので、許可証を受け取ったからといって、そこで安心してはいけません。