結局、会合に行く前に病院に寄って、たーくさんお薬を入手して(夜中に鼻づまりで呼吸困難になってしまうので、点鼻薬まで出されちゃって、、、)、準備万端で出かけたのですが、会合そのものが、予定よりも1時間も早く終わってしまったので、ちょっと余裕ができちゃいました。
そこで、ずっと気にはなっていたのですが見ていなかったTV(用だと思います)映画をYTで見たのですが、暗くなってしまいました。
”Bang Bang You're Dead"という、William Mastrosimoneが1999年に発表した、少年が少年たちに向けて演ずるための戯曲(ある少年が、両親とクラスメート5人を殺したというのが元になっています)を、ある高校で演じるまでのストーリーです。
主人公の少年は、虐められたことが元で爆弾を作り、問題児として周りから注目されているのですが、演劇部担当の教師が、その戯曲をインターネットから入手し(実際にこの脚本は、無料で配布されているようです)、その少年に主人公を演じさせようとします。
しかし、その劇の内容から、父兄や学校までもが上演を許さない中、練習だけは続けられていきます。
その高校では、隠れたところで日常的に苛めがあるのですが、学校側は、金属探知機やセキュリティを置いて、乱射事件や、暴力事件の防止に必死で、そこには目がいっていません。
その高校生が、学校の課題として作成したショートストーリーのビデオを発表したことが元で、彼が本物の銃を打ったことがばれて、両親と共に校長室に呼ばれます。
そこで、課題とは別に、彼が日頃撮り溜めたビデオを、警察も含めた皆で見ることになり、そこで苛めの実態を知ることになるのです。
でも、原因は何にせよ、ルールを守らなかったということで、少年は停学になるのですが、、、
でも、その時まで上演が許されなかった例の戯曲が、他の苛められた生徒たちによって起こされた、乱射未遂事件もあり、結局演じられることになります。
客席には、苛めを行った少年たち、主人公の少年の両親、学校の父兄たちが並んでいて、その劇を見てショックを受け、涙を溜めている顔が見えます。
実際にその戯曲は、これまでに10万コピーがダウンロードされ、15,000回を超えて上演されているようです。
とても考えさせられる映画だけれども、これが日本で上映されないのは、生徒自身による、学校での大量無差別殺傷事件や乱射事件といったものが、まだ無いからだと思うのですが、できれば永遠に上映されずに済んで欲しいものだと思います。
この映画の冒頭に、学校の入り口で、金属探知機による持ち物検査の様子が映っていて、物凄く違和感を感じるのですが、カナダにいた頃、当時アメリカでは、幼稚園の入り口にも金属探知機が置かれるようになったという話を、あきれた顔でしていた先生の様子を思い出します。
親が持っている銃を、子供が持ち出して持ってくるのを恐れたのか、送り迎えをする大人が持ち込むのを恐れたのかは定かではありませんが、現実に起きているから、そうせざるを得ないのですよね。
明日はわが身とは思いたくないです。
最近のコメント