風邪がまだ7割方といった昨日(日曜日です)は、スキーのクラウンプライズテストのお手伝いがあって、これまた前夜10時まで仕事、当日は5時起きという、相変わらずの寝不足状態で、スキー場へと出かけました。
今回は、各種目毎に、受検する人たちの点呼をする係りだったので、開会式前に、ジャッジやスターター、ゴールの担当者と共に、検定バーンの下見の為に、リフトで山頂まで上がったのですが、過去最高の下見となりました。
何が凄かったって、強風と吹雪で、検定バーンに辿り着くまでに、顔が痛くて悲鳴が上がっちゃうのです。長年そのスキー場で教えている先生でさえも、今現在、自分が何処にいるのかがわからなくなって、遭難するかと思ったって言う位の悪天候。
検定用にネットが張られているスタート地点に行こうにも、すぐそこにあるはずの、スタート地点が見えない上に、下から吹き上げる雪と風で、身動きが取れません。
ベテランの先生の、撤退の一言で、バーンの下見は中止。兎に角安全に下まで下りることにしたのは良いのですが、強風でリフトは動かず、、、。暫くして、視界は開けてきたものの、やはりリフトは止まったままです。でも、札幌では年に1度しか行われない、技術検定としては最高峰のテストです。易々と中止にするわけには行きません。
で、下された決断はというと、各種目のスタート地点まで、徒歩で登るというもの。クラウンで使用されるバーンが緩斜面なはずもなく、板を担いで私も上りました。
とは言っても、私は兎に角、スタート地点に居れば良いわけで、一度登ってしまえば終わりですが、受検する人はそうはいきません。
必死になって急斜面を登って汗をかき、スタート待ちで冷え、、、を繰り返すわけですから、見ていて本当に気の毒だったのですが、各種目のスタート順のローテーションがあるので、点呼を急げば、更に急いで登らなければならない人が出てきてしまうので、「急がずに、ゆっくりと登って来て下さ~~い。焦らずに、休み休みでいいですからねーーーっ!」と叫びつつ、登るのに疲れて、雪の上に座り込んで待っている人たちには、「もう少しですからね、待ってくださいね。疲れているようなら、スタートを遅らせますから言ってくださいね。」と言いつつ、実は何気に寒くて震えていた私なのですが、受検している内の1人が、「これ、使ってください。」といって、それまで自分が使っていたカイロを持ってきてくれて、私も折角なので遠慮なくそれを戴いて。
本当ならば、物凄く緊張するスタート地点なのに、其々に声を掛け合ったり、冗談で疲れを紛らわせたりして、色々な意味で、皆良く頑張ったなという感じでした。
役員の中の1人が、「悪条件の中で、本当に大変だったでしょう?お疲れ様でした。」と声を掛けると、「私は、好きで受検に来ているので、ちっとも大変ではありません。」という答えが返ってきたと話してくれたのですが、でも、大変だったのはよ~くわかっています。
取り敢えず、今シーズンの雪上での連盟のお手伝いはこのテストで終りですが、雪上以外のことがまだ少し残っているので、シーズンオフにはなりません。
春は、行きつ戻りつしていますが、春の来ない年は無いので、もう一頑張りします。
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