結局、腰痛が急に無くなるわけもなく、主治医の紹介で、東区の禎心会ペインクリニックセンターに行くことになり、MRI検査の結果は、これまでにわかっていた滑り症と腰部脊椎管狭窄症に加えて、椎間板ヘルニアまで発見され、、、(苦笑)
数ある神経ブロックの内、神経根ブロック、硬膜外ブロック、仙骨ブロックを試してみましたが、最長でも5日間しか持たず、シーズンイン直前で、既に稼働のスケジュールも入ってしまっていたので、結局12月前半に入院することになりました。
11月末のブロック研修会を欠席してしまうと、今シーズンの行事役員や講師稼働ができなくなってしまうので、取りあえず、直前に神経ブロックを受けて研修会には出席したのですがて、仕事の調整や何かで、入院の予約を研修会場から電話するというトホホなことに。
結局、研修会の1週間後に入院をして、脊椎間内加圧注入療法という、要は注射で生理食塩水他を脊椎間に注入して、ヘルニアを押し出して破裂させて減圧してしまうという治療なのですが、これがねぇ、、、、痛ーーーい!
それまでに必要な検査の殆んどが済んでいるので、当日は午前中に入院手続きをして病室に入り、術後に血圧が下がり過ぎないよう昼食をとって、抗生物質他の点滴をして(入院と同時に点滴ルートを確保してしまい、ブロック注射以外の注射液はそこから入れるので、何度も針をさされることがなくて、却って楽!)、点滴スタンドをガラガラ引っ張って、歩いて手術室へ入ります。
主治医は指導医でもあるので、レントゲン技師、看護師と共に、5人態勢で手術室に入っているのですが、手術台の上には、体位を整えるために、枕ではなく、タオルが数十枚積み重ねてあって、ミリ単位での微調整をしていきます。タオルは頭の部分の他に腰部にも積まれていて、背骨が真っ直ぐになるよう、本当に細かく調整されます。
レントゲンも、機械の方が動くようになっているのですが(これはこれまでに受けたブロック注射でも数回経験済み)、モニターで必要な部分を確認しつつも、手技の邪魔にならないよう、技師の方に細かい指示が与えられます。
「いつもよりも念入りに消毒してまーす。」「しつこく消毒してまーす。」という主治医の声に、「はーい。」と答えながら、どんどん準備が進められて、「それではいきまーす。」の、主治医のいつもの声と同時に、いよいよ開始です。
はっきり言って痛いです。どういう痛さかっていうと、私の場合は、分厚い鉄板をぐいぐい腰に押し込まれる感じだったのですが、動いちゃいけないし、体に力を入れると、針が入りづらくなるので、「うーーーっ。」っていうと、看護師さんが手を握りに飛んできてくれるんですよね(笑)
看護師さんは、女性でもほれぼれする美人で(笑)、しかも凛としていて、男性ならそれだけで体の力が抜けるんじゃないかって思うのですが、そんなことを数回繰り返した後、心配した先生が、点滴に手術用麻酔を少し入れた(後でお聞きしました)らしく、そこからは、わりとあっさりと終了でした。
手術台からストレッチャーに移されて、確認のため、そのままCT室へ移動なのですが、麻酔のせいで頭をちょっとでも動かすと、とっても気持が悪いのです。一応大丈夫なのですが、それでちょっと不安になったりして。でも、CTの結果では成功で、ヘルニアはきちんと破裂していました。
で、破裂してしまえば痛みは皆無ですので、本当に痛いのはほんの数分でしょうか?病室に戻って数時間安静の後、食事、お手洗いとも自力で全然大丈夫でした。
翌朝、防水の絆創膏を主治医に貼って戴いて、シャワーもOKで、あとは、スキー関係の大事なメールのやり取りと、仲間への報告メールのやり取りで、あっという間に入院期間も終わってしまいました。
その病院では、通常、1泊2日で行われているこの治療が、私の場合は、放っておくとすぐに動いてしまうからということで、2泊3日となったのと、自宅で7日間安静にしていたので、10日後に職場復帰でした。
結果として、これまで加齢のせいで固くなったと思っていた股関節が、病室に戻った直後には柔軟になっていて、ベッドに起き上がるのも、スイっと簡単で、「おお、凄い効果じゃないのよん。」と、びっくり。
様子を見に来て下さった主治医と、固い握手を交わしました(笑)
ただ、その後の筋力低下を戻すのが結構たいへんで、復帰前日にお風呂掃除をしたら、生まれて初めて背筋が物凄い筋肉痛になってしまい、体がてきぱきと動けるようになったのは、1か月後くらいからでしょうか。
なので、予定されていたスキーのレッスンや、行事役員、講師の稼働は1月中旬までキャンセルで、途中、誘惑に負けそうになりつつも、我慢に我慢を重ね、1月22日と23日に行われた、研修会の講師から復帰となりました。
で、そこからはいつも通り、大会役員だったり、養成講習会の講師やら、大会のジャッジの出張やらで忙しく過ごし、先週の金曜日からは、とっても楽しいテクコンのお手伝いでルスツに2泊3日の旅でした。
今年で3年連続のお手伝いだったのですが、今回は本当に色々とやらかしていて、その顛末は、また後ほど。
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