今日は、年1回の裏参道祭りでした。
元々、マンションは数件しか建っていなくて、商店が軒を並べていた頃に、商店街の活性化を図るために始められたお祭りで、開始から数年間は、2日間に亘り、夜遅くまで行われていて、とてもアットホームで、のんびりとした祭りでした。
その後暫くして、バブルの時期を迎え、高く売れるエリアとして、商店の殆どがお店や住居を手放してしまい、更には、再開発が進まないままバブルの崩壊で、一時は空き地だらけの、とっても勿体無いエリアになってしまい、お祭りも、何とか続けているといった感じになっていきました。
それが、ここ数年、空き地だったところにマンションが建ち始め、人口が増えたのと、昔ながらの縁日とは、ちょっと違った感じのこのお祭りに興味を持つ人が増えたのか、今日は凄い人出でした。
実を言うと、このお祭りのことはすっかり忘れていたのですが、午前中から縁日の香ばしい香りが家の中まで入り込んできて、それで思い出したのでした。
まずは24丁目側の入り口の様子ですが、我が家を数歩歩いたところから見える感じがこれです。
一見、人出が少なそうに見えるのですが、中に一歩入ると、もう、身動きができないくらいの混みようでした。
昼食を取り忘れていたので、何か食べてみようかと思ったのですが、私が食べたいものは、他の人も食べたい(笑)ようで、列に並んで待つのが苦手な私は、取り敢えず先に進んで次々お店を見て回ることに。
その内、2件目のパエリア発見!
1件目は、巨大パエリア鍋を二つ並べて、日本人2~3人に外国人1人という体制で、長蛇の列ができているお店だったのでパスしたのですが、ここは、スペイン語100%で、濃い顔3名体制。ほんの数人が並んでいるだけだったので、私でも待てました。
(画像は後で)
で、パエリアとパエリアの間のクリーニング店の前で、金魚すくいとヨーヨー釣りをやっていました。
(画像は後で)
買ったパエリアを食べたいのですが、座る場所が殆ど無く、というか、以前よりも椅子やテーブルの設置数が圧倒的に少なく、何じゃこりゃ状態だったので、思い切って20丁目の三角公園まで行って、生垣のところに腰を下ろして、待望のお昼です。んまーーい!我が家にもパエリア鍋があったはずなので、探して作ろうかと思っちゃいました。
そこから引き返して、我が家の辺りまできたら、ご近所のリフォームの会社の前で、このような素敵なものが売られていたのですが、力丸がこれに座っている姿を想像すると、豆絞りに法被姿のお祭り男が、ベルサイユ宮殿で休憩中の絵が浮かんでしまって、情けない感じだったのですが、これは本当にホンモノのつくりで、素材も色も、素敵なんですよね。でも、お値段もとっても素敵!
しかし、もしも、明治生まれの刀鍛冶だった母方の祖父が生きていたら、迷わず買ったかもしれない代物ですね。(”道具は一生もの”の血筋は、母にもしっかりと受け継がれ、私が小学生だった頃、学校に持っていく裁縫箱に、馬鹿でかい正三郎の裁ちばさみが入っていたことは、知る人ぞ知る話です)
(画像は後で)
ってなことで、仕事を一つ辞めたお陰で、心にかなりの余裕ができて、久々にお祭りも楽しめました。
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