もともと会話では定評のあったMODUSが、来年からTEFL/TESL(英語教授法)のディプロマコースと、翻訳/通訳のコースを開始します。
この学校は、ESLで教えていた先生たちが集まって、利益主義ではない、本来の英語教育の視点にたって始めた学校です。あのMODUSが教授法のトレーニングを始める、意外な感じがするかもしれませんが、MODUSを始めた頃には、ティーチャートレーニングのコースがあったのだそうです。でも、時代が少し早すぎたようで、その頃にはそういったコースに興味を示す留学生が少なく、ESLとビジネス英語、アカデミック系のクラスが中心の学校へと変化していったとのこと。ですので、本当は”再開する”といった表現が正しいのかもしれませんね。
それと、忘れてならないのが講師陣。この学校には、TESOLでは有名な公立のカレッジで教鞭を取っていたトレイナーをはじめとして、個性的で優秀な教師が揃っており、エージェントの中でも、講師の質の高さでは評判の学校でもあります。
因みに、MODUSのESLの上級クラスには、ヨーロッパからの生徒が多く、授業のレベルの高さには驚かされることも。これは、フレキシブルなカリキュラムとマテリアルで、レベルの高い生徒が集まっていると、それに合わせてレベルの高いものを使うからなのです。また、より実践的な英語を目指しているため、文法が得意だからといって、なかなか上級には上げてもらえません。
あまり目立たない学校ではありますが、常に先生と話をする機会、レベルを越えて他のクラスの生徒と接する機会に恵まれて、とても家庭的な雰囲気の、居心地の良さを感じさせます。
受講生の中には、一日のスケジュールの中で、休憩時間が長すぎるという声もあるようですが、これは、積極的に先生に質問ができるようにという配慮だそうで、次の授業の準備に忙しい先生たちも、笑顔で質問に答えてくれます。
また、この学校を卒業した生徒が、事ある毎に顔を出しては新しい顔たちと一緒に話をしたり、一旦帰国した後、リピーターとしてこの学校に戻ってくるといったことも珍しくない、不思議な魅力を持った学校でもあります。